ヘルシースマイルは、皆様のお役に立つお口の情報コーナーです。

甘い誘惑からお口と身体を守る

大人も子供も「お砂糖3本分」

 突然ですが、皆さんは甘い物はお好きですか?どのような時に召し上がられますか?

『疲れた時の癒しに』『ストレス発散に』など、食べるシーンは個々に異なりますが、甘い物がお好きな方も多いのではないでしょうか?

 砂糖は、糖質の一種です。人間のエネルギー源となる『三大栄養素(糖質・脂質・たんぱく質)』であり、私達の健康な身体を保つためには欠かせないものです。

しかし、食べ物の種類や食べ方、食べる量によっては、むし歯や歯周病といったお口の中の病気や糖尿病などの全身疾患に影響を及ぼすこともあります。

「食べてはいけない。」と言われると、余計に食べたくなるのが甘い物。歯や身体に悪くない程度の量を楽しんで食べたいものですね。

 ここでは、一日に摂取してもよい砂糖の目安量をご紹介致します。

 

 

1、スティックシュガー(8g入りの物)3本分

歯の健康を考慮した砂糖の許容量は、5~6歳児で40~50gとなっています。調味料などで使用する分を差し引いた約半分の20g強が、おやつとして摂ってよい砂糖量となっているそうです。これを、スティックシュガーに置き換えますと、8g入りが3本ということになります。成人の方の場合も、同程度の砂糖量が妥当だそうです。

 

 

2、 摂りすぎをチェック!!お砂糖何本分クイズ☆

さて、皆さんはおやつでどれ位の量の砂糖を摂取していますか。確認してみましょう。

 

 いかがですか?普段、何げなく口にしている食べ物や飲み物にも、これだけの砂糖が入っています。

例えば、メロンパン一つで32gの砂糖が含まれています。一日の砂糖の目安量の20gをかなりオーバーしています。これらを参考に、日常の食生活を振り返ってみてはいかがでしょうか?

生活が豊かになって、食べ物もあふれている現代では、『自分の身体を守るために自分で選ぶ』ことが必要になっています。今回の『お砂糖3本分』が食品選びの目安となり、お役にたてれば幸いです。

 

参考文献 『食事が変わる・歯肉が変わる-歯科臨床における食事指導-』

     『GC教材:横浜歯科臨床座談会 食事指導勉強会より改変』